年代別の平均金融資産と中央値|貯金+投資の実態を解説

資産形成を象徴するコインと植物の写真

はじめに:みんな、どれくらい資産を持ってるの?

他人の資産額に興味があるそこの貴方、「そう、(かつての)私です」。
平均貯蓄額などの記事はよくありますが、「貯蓄額」には株式、投資信託、仮想通貨が含まれてないことは見落とされがちかもしれません。つまり、平均貯蓄額をみて油断していると、周りの資産額は予想よりも多いという可能性もあり得ます。

最近は NISAやiDeCo を始める人も増えており、いまや“貯金は生活防衛資金”だけにして“余剰資金は資産運用を含めた金融資産にまわす”という方もスタンダードになりつつあります。
この記事では、年代別の金融資産額平均・中央値・平均貯蓄額 を紹介します。
そして、「自分の資産は多い?少ない?」をチェックしながら、現実的な資産形成のヒントを見つけましょう。

👉投資初心者は、「投資初心者向け|NISA・インデックス投資をRPGで理解する」 から読むのがおすすめです。
👉資産形成の全体像は「はじめに|資産形成とひとり暮らしの考え方」ページ で解説しています。

金融資産とは?貯金との違いをやさしく解説

貯金と資産のイメージ

さっそくですが、「金融資産」と「貯蓄」は似ているようで、実は意味が少し違います。
わかりやすくお伝えすると、金融資産は“育てるお金も含めた資産全体”貯金は“今すぐ使えるお金”のことで、たとえば、金融資産には銀行預金だけでなく、株式や投資信託、iDeCo(イデコ)などの運用資産も含まれます。

💡つまり、この記事の「金融資産」は、貯金+投資の合計額で、リスク資産も含めた“本当の資産額”のイメージです。
以下の表で、その違いを整理してみましょう。

項目内容具体例
💰 貯金(現金・預金)銀行口座や手元の現金など、すぐ使えるお金普通預金、定期預金、財形貯蓄など
📈 投資(運用資産)値動きがあるが、長期的に増やせる資産株式、投資信託、iDeCo、つみたてNISAなど
💼 金融資産上記すべてを合計した「資産全体」貯金+投資の合計額

年代別の平均金融資産額と中央値

金融資産のイメージ画像

「自分の年代ではどれくらいの金融資産が普通なんだろう?」そう感じる人も多いはずです。
ここでは、J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査」(2024年最新版) のデータをもとに、年代別の金融資産額の平均値と中央値を紹介します。
平均は資産の多い人に引っ張られがちなので、中央値(真ん中の人の額)も一緒に見ると実態がつかみやすくなります。
👉詳細はこちら「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」金融経済教育推進機構(J-FLEC)

年代平均金融資産額(世帯別)金融資産中央値(世帯別)平均貯金額
20代単身:約160万円
2人以上:約350万円
単身:約15万円
2人以上:約84万円
約161万円
30代単身:約510万円
2人以上:約850万円
単身:約90万円
2人以上:約180万円
約459万円
40代単身:約950万円
2人以上:約1,400万円
単身:約85万円
2人以上:約250万円
約883万円
50代単身:約1,270万円
2人以上:約2,200万円
単身:約30万円
2人以上:約250万円
約1,087万円
60代単身:約1,650万円
2人以上:約2,800万円
単身:約350万円
2人以上:約650万円
約1,634万円

もし月3〜10万円を積み立てたら?(複利を含む目安)

どのくらい資産が増えるのか、利回り5%でシミュレーションしてみます。
なお、複利とは、「利息が利息を生む」仕組みで、長期になるほど効果が大きくなります。
また、投資信託・インデックス投資については、年ごとの変動が大きいため平均値でシミュレーションしています(年利3~5%程度を長期平均として想定)。

👉自分の状況に応じてシミュレーションしたい方は、「積立かんたんシミュレーション」などをお試しください。

毎月の投資・貯蓄額 1年後 3年後 5年後 10年後 20年後

金融資産を増やすための3つの習慣

「使うお金」と「育てるお金」を明確にすることが第一歩です。
そして、毎月の収支を可視化することは、ムダな支出の予防にもつながります。

次に、NISAを活用するのが第二歩目です。非課税で運用できるのでぜひ活用を!
なぜNISAが推奨されるかというと、長期投資でNISAの税優遇が大きな差を生むからです。

最後に、リスクを取りすぎないバランス運用が重要です。
これは市場に長く居るというのが勝つための前提で、リターンよりも「継続できる安心感」を重視しましょう。

👉投資初心者は、「投資初心者向け|NISA・インデックス投資をRPGで理解する」 から読むのがおすすめです。
👉「お金の管理におすすめの銀行口座」は近日中に公開します。

まとめ:平均も大事、でも大切なのは“自分のペース”

お金が働くイメージ

平均の金融資産額は年代とともに上がりますが、中央値のほうがより現実的な値になります。
また、投資を取り入れることで、期待できる安心感を持って資産を増やすことができますが、無理せず続けることが、最大の成功パターンになります。

今からでも遅くありません。
まずは毎月1万円でも積み立てを始めて、お金を寝かさず働かせましょう

👉資産形成の全体像は「はじめに|資産形成とひとり暮らしの考え方」ページ で解説しています。