気づいたら毎月なぜかお金が足りない…。
「大きな金額は把握できるけど、他は何に使ったんだっけ?」とレシートを探しても、結局よくわからない。
そんな経験、誰でも一度はあると思います。
実はこれ、あなたがお金にルーズなのではなく、“お金の流れの見える化ができていないだけ”なんです。
そしてこの“見えていない状態”こそが、家計が崩れる最大の原因。
・何にいくら使っているかわからない
・無駄な支出に気づけない
・気づけば貯金が全然増えない
・将来の不安が漠然と続く
家計簿アプリは、この悩みをまとめて解決してくれる“最強のツール”です。
しかも今は、アプリが自動で記録してくれるので、手間はほぼゼロ。
忙しい人ほどアプリ家計簿を使うべき時代になっています。
この記事では、家計簿初心者向けに「楽天家計簿」と「マネーフォワード」の2つを、わかりやすく紹介していきます。
家計簿で把握した支出のうち、よく見直し対象になるものとしては以下もご参照ください。
➡「家計見直し、はじめましょう「スマホ代」から。」
➡「ひとり暮らしと火災保険~見直しが必要な理由~」
➡「最低限入っておくべき保険は存在するのか?」

家計簿はなぜ大事なのか?
お金の流れを“見える化”できる
家計簿最大のメリットは、自分のお金をどのように使っているかがわかることです。
人は意外と、毎月の支出をちゃんと把握できていません。
・コンビニで毎月1万円以上使っていた
・サブスクが多かった
・外食費が思った以上に高い
こんな“気づき”が得られるだけでも、節約の成果は大きく変わります。
直近の管理人ハルの家計簿データでは、家賃、食費、趣味・娯楽の順で毎月の支出が多いです。
自らの支出を把握して気づきを得ることで、家庭の見直しにもつなげることができます。
以下は、ハルの2025年10月のざっくり家計簿です(差額は投資用資金に回しています)。
| 収入 | 約50万円(手取りの給与) |
| 支出 | 約25万円(家賃10、食費6、趣味・娯楽4、その他5) |
感覚ではなく、データで判断できる
実は家計簿アプリを使わなくても、ある程度は家計管理できていたつもりです。
ただ、この「ある程度は」「なんとなく」を卒業できるのもポイント。
数字という客観的なデータを基に判断できるので、バケツ(家計簿)のどこに穴が開いているのかを把握してみましょう。
| ・不要な支出がないか ・削減できる支出がないか |

今はアプリで全部“ほぼ自動”。初心者でも続けやすい時代に
以前の家計簿はノートに手書きが当たり前でしたが、今はまったく違います。
| ・銀行口座、ゆうちょ口座 ・クレジットカード ・電子マネー(paypay、楽天pay…) |
などをアプリに連携しておけば、勝手に収支を読み取って「ほぼ」自動で分類してくれるのですごく便利です。
つまり、書かないで済むので、「家計簿は続かない」という悩みがデジタルの力でほぼ解決できます。
ちなみに、「ほぼ」自動としているのは、例えば証券口座への入金をした場合、家計簿アプリの初期設定では支出扱いになることが多いです。
そのような場合は、個別に振替にするなどの工夫が必要ですし、人によっては月初月末での管理よりも、給料日を基準に家計簿をスタートしたい場合は、家計簿の時期の設定を変更することは必要になってきます。
じゃあ、どんなアプリがよいのかということまで次に触れていきます。
初心者におすすめの家計簿アプリ
現状としては、以下の2択で8-9割は十分なはずです。
それぞれの特徴や向いている人についても少し触れていきますので、ご参考にしてください。
① マネーフォワード ME(家計管理の定番アプリ)
②楽天家計簿(楽天ペイ愛用者ならこれ!)
① マネーフォワード ME(家計管理の定番アプリ)
家計簿アプリといえばこれ、と言ってもいいくらいの王道アプリ。
投資をしている人なら、証券口座の残高までまとめて見える化できるので“資産管理も同時にできる”のが大きなメリットともいわれることがありますが、証券口座の残高は連携させないほうが実はおすすめです。
これは、株式動向で家計簿が左右されるためで、健全な家計管理には適していないです。
証券口座の資産については、証券口座のHPで確認しましょう。
👉マネーフォワード ME 公式サービスサイト
● 特徴
- 家計簿の集計期間(集計開始日)をカスタマイズできる
- 自動分類が優秀(あまり修正しないで済む)
- 連携できる金融サービス数が圧倒的に多い
銀行、証券口座、クレカ、iDeCo、pay系
● 向いている人
- 楽天以外のカードも使っている方
- 本格的に家計改善したい
- 自分であまり分類をしたくない方
②楽天家計簿(楽天ペイ愛用者ならこれ!)
楽天経済圏をよく使う人には圧倒的におすすめ。
とにかくシンプルで、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
楽天経済圏をメインにしている人なら、「あれ?自然と家計簿が完成してる…」という感じで勝手に整います。
👉楽天家計簿|無料で使える楽天公式家計簿アプリ
● 特徴
- 楽天ペイや楽天カードと自動連携
- 楽天ポイントの管理にも便利
- 支出カテゴリがわかりやすく見える
- パッと使えて迷わないUI
● 向いている人
- 楽天カードを使っている
- 楽天ペイで支払うことが多い
- とりあえずシンプルでいい
- 難しい機能は不要
どっちを選べばいい?初心者向けの結論
迷ったら、次の基準で選ぶのがおすすめです。
ともに無料のアプリなので、どちらも試してどちらが合っているか試してみる!
実際、家計簿アプリは「相性」がかなり大事なので、まずは1か月使ってみて、しっくり来る方を選ぶのがベストです。
ハルは楽天経済圏の住人で、今も両方のアプリを入れています。
そして、自分の中で家計簿管理はマネーフォワードで十分だと思っています。
この理由としては、以下の点からです。
ただ、どちらのアプリも優秀なのでどちらにするにせよ続けていくことが重要です。
| ・複数のクレカを利用している ・家計簿を給料日基準で考えたい ・分類の修正が少ない ・ウィークリーレポートも参考になる |
まとめ:家計簿は“気づきのツール”。アプリなら初心者でも継続率アップ
家計簿は、「節約のため」ではなく、自分のお金の流れを知るためのツールと捉えましょう。
今はアプリでほぼ自動化できるので、手間もストレスもありません。
まずは、どちらも試してみて自分に合ったアプリを探して、気軽に家計の見える化をスタートしましょう!
おまけ:家計簿を続けるコツ(初心者向け)
家計簿づくりでは、完璧を目指さないのが一番継続率が高いはず。
そして、続けていくなかで少しずつ最適化を図るぐらいのマインドのほうが結果としては続きます。
ハルも基本的にアプリ任せにして、月に2~3回チェックしているかどうかにしています。
また、最適化を図っていく上でも分類(カテゴリー分け)は大まかで十分。
細かく分けるよりも「傾向を把握する」ぐらいのスタンスで始めてみましょう。
毎月の収支パターンを見て、改善できるポイントを一つ見つけるだけでokです。
例えば「外食が多いから、週1は自炊にする」など、小さな改善の材料にしていきましょう。
以下のブログも作成していますのでご参考にしてください。
👉「はじめに|資産形成とひとり暮らしの考え方」

